水風呂蒸発

 有名な話ですが、『平家物語』巻六「入道逝去」によりますと、平清盛(入道浄海)は熱病に罹って死んだンですが、これが尋常の熱病じゃありませんで。

 

 なにしろ、清盛の熱で、清盛が寝てる部屋がすげー暑くなったンですって。

 

 んで、清盛があんまり熱がって苦しむので、人々は清盛の熱を下げよーと、水風呂に入れるンですな。現代の感覚では、病人虐待でありますが、昔の人の発想は単純なのであります。

 

 こんな目にあわされりゃ、ふつー死にますが、清盛は全然生きてて苦しみ続けます。

 

 そンで、清盛が水風呂に漬けられた途端に水は沸騰してしまい、身体に水かけりゃ水は蒸発して黒煙と炎を上げたことになっとります。

 

 そもそも、こんなに熱出りゃ、熱がる前に、ふつー死にます。

 

 でも、清盛は、しっかり遺言残してまして、超人なのであります。

 

 一体、何で出来てたンでせうか?

 

 

 んで、この話を元ネタにした江戸川柳。

 

○湯にはひるとき入道ぢうといふ

 

○清盛の医者は裸で脈を取り